Pageの町はとても小さくて、ランチは数少ないチョイスから、友人の子供の意見でKFCに決定。本当はマックに行こうと、5年前に来たことのある友人の記憶を頼りに行って見たら、あるはずの場所から跡形も無く消えていた。「マックなんて大手も、この田舎町じゃやっていけなくて廃業しちゃうんだねー」なんていってたら、KFCで食べ終わった後で別の場所に発見。ウォルマートができて、その横にちゃっかり移転していた。田舎のウォルマートは最強だね。
お昼の後は、Pageにあるダム、Glen Canyon Damに立ち寄りました。1956年の着工から完成に10年を要し、水が溜まるのに17年かかった途方も無いダム。そんなこと言われないととってもフツーのダムに見えます。(笑)
ここはナバホ族居留地のコロラド川をせき止めて作られています。コロラド川はグランドキャニオンを流れている川。ダムはグランドキャニオンより上流にあります。グランドキャニオンの辺りでは、行かれたことが無い方でも、川は下のほうをちょろちょろ流れているようなイメージをされるのではないかと思います。ここもせき止めなければああいう感じで流れるのではないかしら。何せ、ここ、高さが216メートル、幅が475メートルあります。
ちなみに、この発電所の従業員は90%がナバホの人たちだけど、ここで発電された電気は他州に行ってしまうらしいです、By ジープツアーのおばちゃん。私が聞き間違えてなければね。それにしても、もとの自然にこれだけ大きな変化を与える人造の設備を作り、その産物を地元が享受できないって、ちょっと切ない。
このダムを作ったことにより水流が安定してしまい、それまでのように定期的な洪水で河岸が洗われなくなったのだそうです。そのせいでグランドキャニオンの河岸では外来植物が定着してもともとの固有種に影響が出ているとか。そのため、重要な電力供給源であり、また観光スポットとなった今も、このダムは根強い反対派がいるんですって。
上の写真はダム脇のビジター・センターから撮りましたが、毎日何回かツアーも行われ、ガイドと一緒に下の方に下りて見に行けるみたいです。この日は強風で危険なため中止のアナウンスが流れていました。
その後、Pageから少し南に下り、Horseshoe Bend という場所に行きました。
私は崖のふちから決死の覚悟で手を伸ばして写真を撮ったというのに
ウィキペディア にもっといい写真が載っていた(笑) ここはコロラド川を先ほどのダムからもう少し下流に下ったところです。馬の蹄鉄(Horseshoe)のような形に曲がって(bend)流れているのでそのままダイレクトな名称。
Horseshoe Bendの周りは360度こんな風景です。
地面はサラサラの赤い砂で、土っけゼロ。植物はどうやって栄養を吸い上げているのかとても不思議です。ウィークエンド・ガーデナーとしては、どうやってこれらの植物が生きているのか、抜いて根っこを見てみたい強い衝動にかられる。が、ぐっと我慢。この低木は高さ50~60センチだったかしら。このカラっとした気候にぽつぽつと生えている感じが、スペインで見たオリーブ畑を思い起こさせました。
その後更に南下しました。相方と友人の男子1名が交代でドライブしてくれ、女子供は後部座席で爆睡。その間、強風で砂嵐が起こり、運転していて前が全く見えない程だったそうです。あ~あ、珍しい風景見逃しちゃって残念。寝ていたのでどれ位走ったか定かではありませんが、グランドキャニオン 到着。
グランドキャニオンはNorth Rim、South Rim と南北それぞれにビューポイントがあり、South の方がメジャーです。私たちは北から下って来たので、最初にNorth Rim へ行き、その後South Rimにも行きました。ちょっと時間が経ってるので、どっちがどっちか分からなくなってきたのだけど、確かNorth の方に展望台がありました。そこで30分ぐらい見てたのかしら。寒いし、天気も良くなくてあまり遠くまで綺麗に見えず、長居しませんでした。
Southに行ったら雪が降り始め、駐車場から歩いて見に行くのが寒いので、車で少し北へ引き返し、道路わきのちょっとした展望スポットから10分ぐらい眺めてグランドキャニオン観光終了~。みじか~っ。
でも4月の雪と、強風はちょっと辛かったのでそれ以上無理だった。グランドキャニオンはもう少し暖かい時に行った方がいいな。友人は夏に行き、サウス側の方でシャトルバスだかケーブル電車だかで奥のほうまで行き、夜星が出るまで眺めてたと言っていたから、私もそんなことが出来る季節にまた行って見たい。
その後、セドナへ戻る途中のWilliams という町のダイナーのようなところで夕ご飯を食べ、この日は全て終了でした。この日の走行距離、多分700キロぐらい。良く走った~。ドライバーのお二人さん、お疲れ!
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ウィキの写真は確かに、色が鮮やかですけど、
崖から決死の写真撮影、おつかれでした^^
でも、ほんと、手すりとかないから、怖そうー。
私には無理かもしれないわ。
ダムの写真は、ちょっと切ない気持ちになりますね。
昔は高いところとか平気だったけど、
歳なのかな、最近は腰が引けます。
旅行中はこんな雄大な景色も
見慣れて当たり前になって来てたけど
日常に戻って改めて写真を見ると
やっぱりすごいところだったなー。
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